» 2010 » 10月のブログ記事

イメージとカラーか決まったら、次は家具選びです。部屋の大きな面積を占める壁や床などのベースカラーにあわせてサブカラーとなる家具を選びます。もともとある家具にカバーをかけたり、ペイントで色を塗り替えたりするだけでも、ずいぶんと変わるものです。使いこなしたから出る味わいを大切にして、新たなイメージにあわせて手を加えることは、古くからの物を大切にするイギリス式のインテリア コーディネートですが、大いに真似したいところですね。

もちろん予算があれば新たな家具を購入するのもよいでしょう。間取りにあわせた家具を選び、特注することだってできます。イメージにあわせたブランドでそろえることもできますし、また素材を大切に生かしたオリジナルな家具を見つけてくるのも素敵ですね。大切なことはデザインだけで選ばず、サイズや使い勝手も考えなければいけないということです。

どんなショップを選べばいいかわからない、イメージをどう伝えればいいか分からないという人には、単に家具を買うだけでなく、ちゃんと相談に乗ってくれるプロのコーディネーターのいる店を捜してみるのもよい方法でしょう。

新宿店、横浜店、前橋店、文京千石店、ハービスOSAKA店、BiVi福岡店に店舗を広げる「スタイリクス」では様々なインテリアの相談に無料で乗ってくれます。イメージはあるけど予算が・・という人には、予算に合わせた家具選びからインテリア コーディネートの相談も。イメージもわからないけど、何とかしたいという人には、まずカラーコーディネートから相談に乗ってくれます。コーディネートにいきづまったら気軽に問い合わせてみてはいかが。

壁や床といった大きな面積を占めるものは、インテリア コーディネートのいわば要です。絨毯やカーテンといった後から覆うもの、フローリングや畳といったもともとの素材も重要なポイントです。

新築で建てるか、新たにリフォームするのであれば、これを機会にこだわってみてもいいでしょう。フローリング一つとっても、手軽で掃除のしやすいフローリング材にするのか、こだわりの無垢の木の床にするのか様々です。畳といっても伝統的な和畳から洋風にも合う琉球畳まであるくらいですから。繊維で編んだカーペットからクッションフロア、色目も柄も多様にあります。あなたのイメージ合わせて選んでみてください。

壁紙も豊富にあります。主流は白やアイボリーといった無難な色が多いようですが、子供部屋や寝室には細かな花柄や幾何学模様といったものも取り入れられているようです。またポイント的に大胆な花柄や葉っぱを描いたり、ロマンチックボーダーを入れたりもできます。素材にこだわる人も多いようです。シックハウスを懸念してか、天然素材・無公害素材を取り入れる人も近年増えているようです。コンクリートがむき出しの壁や床はあえてそのままにし、ハード感をだすのも個性ですね。

とは言うものの、新築やリフォームでない模様替えを考えている人も、方法はたくさんあります。床や壁紙が変えられなくても絨毯やカーテンといった大物のファブリックも、同様にあなたの部屋の印象を大きく変えます。毛足の長い絨毯は高級感を出し、反対に毛並みの短い絨毯は快活でカジュアルな部屋を印象付けます。小さな子供のいる部屋は絨毯の変わりにコルクマットをひけば、階下への防音対策にもなります。このように好みと実用性を折り合わせながら、イメージを現実化していってください。

カーテンも趣味や好みだけでなく、防音・防寒・抗菌・UVカットなど機能的なものがよく売れているようです。ライフスタイルに合わせて、快適さを選ぶのもインテリア コーディネートでは重要なことです。

あなたは部屋の大きさに十分満足していますか。もちろん間取りには限りがあります。それでもできる限り狭い部屋を広く見せるにはどうすればいいのでしょうか。ここでも色の効果が期待できるのです。

色には遠くに見える色と、近くに見える色があります。色彩学では、前者を「後退色」、後者を「進出色」といいます。同じ広さの部屋でも、後退色を用いた方が進出色を用いるよりもより広く見せることができるのです。広く見せるためには、青などの寒色系や、淡い色またはくすんだ色などの後退色を用いると良いでしょう。白に近い明るい色を用いるのも、開放感があるため広く見えます。逆に赤や橙、黄色などの暖色系の鮮やかな色は近くに見えるため、狭く感じさせます。また、黒に近い暗い色を用いるのも、圧迫感を感じさせ狭く見えます。

またインテリア コーディネートでは、色を「何処に」「どの様に」使っていくのかが重要になってきます。一般的に、色数はあまり増やさず、3色(多くても5色)程度におさえた方がすっきりとまとめることができます。

床や壁、天井などに用いる色は「ベーシックカラー(基調色)」とも言われ、全体の70%を占め、全体のイメージを左右します。そのため、あまり個性の強くない色を用いるのが好ましく、同系色でまとめたりして落ち着きのある配色をします。また、色の性質がもつ明るい色は軽く感じ、暗い色は重く感じるという色彩効果を利用して、床→壁→天井の順に明度を高くしていくと安定します。(実験では天井を白にした場合と黒にした場合では、約10cmの高さの違いを感じると言われています。)しかし基調色にあまり鮮やかな色を用いると刺激が強く疲れやすく、一般的に住宅には好ましくありません。

「サブカラー(副調色)」は全体の25%を占める色で、ソファやキャビネットなど家具類また、カーテンやベッドカバーなどのファブリックに取り入れられる色です。統一感のある基調色に変化を与え、リズムをつける役割があります。ここで部屋のコンセプトに合わせて色を選んだりします。

最後に部屋全体を引き締める役割をするのが「アクセントカラー(強調色)」で、全体の5%ほどを占めます。クッションやスタンド、また絵やインテリア小物などがこれにあたり、基調色、副調色と対照的な色を用いたりして、個性的な印象を与えたりすることができます。アクセントカラーは変えることで手軽に部屋のイメージチェンジをすることができるので、はっきりとした鮮やかな色を用いるのが良いでしょう。

カーテンや壁紙を選ぶ時には、小さな色見本で色を選ぶことがありますが、これには注意が必要です。色はそれを使用する面積の大きさによって見え方がかなり変わってくるものです。同じ明るい黄色を使用するとしても面積が大きくなればより明るく感じ、やや鮮やかに感じます。もし、例えばカーテンの色に薄い黄色を選んだとすると、おそらく窓一杯に引いたカーテンの黄色は見本以上にとても鮮やかに感じることでしょう。

このように、色の占める面積の大きさによって明るさや鮮やかさの見え方が変化することを「色の面積効果」といいます。面積が大きくなるにつけ、明るい色はより明るく鮮やかに見え、暗い色はより暗く鈍く感じることも覚えておくとよいでしょう。色の配色はインテリア コーディネートにメリハリをつけてくれます。

理想の部屋を作るのに大切なことは、デザインやカラーといった「好み」と、ライフスタイルを考えた「快適さ」との融合です。「こんな部屋にしたい」とイメージだけでデザインやカラーを選んでしまうと、センスはよくても落ち着かない、使い勝手がよくないなどと不都合も起きてしまいます。

何を優先するかが重要なポイントですが、インテリア コーディネートの基本というものを、知っておくだけで快適でお気に入りの空間ができたりします。これは個人の部屋だけにかぎらず、オフィスや事務所のデザインについても同じことが言えます。床や壁、天井などの内装材は部屋の雰囲気を決めるのに大きな割合を占めます。カーテンやカーペットの色や柄、素材などでも、イメージががらりと変わります。もちろん、照明の色味や配置、家具のデザインや素材、大きさのバランスなど・・・選ぶものによって全く違った部屋にもなります。

「快適さ」とは使い勝手と住み心地のよさからなります。場所の広さや奥行き、物の長さや幅、大きさ、高さなどの寸法は物理的な面からいっても大切なポイントでしょう。それに伴った位置や動線、必要な広がり(空間)も考えなければなりません。また、部屋の明るさ(照度)も雰囲気を左右します。加えて安全でメンテナンスが楽なことも、後々の快適さにかかわってきます。住み心地は家具や設備類といった個々の物的なものと空間全体からなるものですから、部屋や家全体を大きな目で見るとともに、その空間を構成する家具や雑貨などといった個々のものにも気をかけましょう。

インテリア コーディネートの基本は、もちろん知識や技術の習得からなるものでもありますが、まずは自分自身の心地よいと感じる感覚を知ることが大切です。