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なんとなく居心地の悪い部屋、逆についつい長居してしまう居心地のいい部屋というのがあります。家具も悪くないセンスもまあまあ、なのに何故?単純に家具や雑貨の配置というインテリア コーディネートだけではあらわせないものがあります。部屋にも気配というものはあるのをご存知でしょうか。気とでも言うのでしょうか。

風水の世界ではこの気のバランスを取ることによって、より良い環境を造ることができるといいます。現代風水の元は中国といわれていますが、風水には中国文化の”気”という概念が深く結びついています。そしてその気が陰陽、五行、八卦などの概念と相互作用を起こし、人々の生活に影響を及ぼすと考えられています。これらの考え方は、哲学、占星術やヒーリングにも共通します。

古くからある自然界と密接にかかわりあった気をコントロールすることで人々に運をめぐらせ、厄を逃れるという考え方をたどれば、風水の歴史は古くエジプトやインドのストーンサークルや、巨大神殿やピラミッドなども、風水的な思想の元に建造されたものかもしれませんね。

すでにエジプトのピラミッドやアメリカのアステカ神殿などでは、中央の部屋へと大地からのパワーと宇宙からのエネルギーを集める構造になっているとも言われているからです。ともかく風水をインテリアに取り入れる手法はなかなか人気のあるようで、風水インテリアについて書かれた本も多種出版されているようです。

では具体的に風水インテリアというのはどういったものでしょうか。風水インテリアで大切なことは4つあります。

はじめに色です。インテリアの色は家や部屋の印象を大きく変えますが、気にも大きな影響を与えます。明るい赤やオレンジは活気を生み、陽のエネルギーを高めます。明るい青や緑などパステルカラーは穏やかで落ち着いた雰囲気となり、陰のエネルギーを高めます。部屋に色を追加したいときはクッションなど移動できるファブリックを使うと良いようです。しっくり来る場所に好きな色のクッションを置いてみましょう。

次に素材です。実は、素材(材質)というものも、風水では重要な要素となります。床などの広い面積を有する部分は影響が大きくなるので、材質にも注意を払います。たとえば、合成素材よりも天然素材は気を循環させやすい性質があります。ですから、風水では木製の物が良いとされるのです。カーペットなども天然素材の物を選ぶとよいでしょう。

そして照明はもっとも扱いやすい風水インテリアのひとつです。使い方を工夫することで、陰の気を陽の気で補ってあげたりできるのです。ホテルや旅館などの廊下の隅や曲がり角などにポツリと明かりが置いてあることがありますが、これがまさしく風水インテリアの実践なのです。エコ住宅で太陽光発電しながら、風水にも気をつける。陰の気が強いところに明かりを灯すことで陽の気で補っているわけです。

最後は形です。部屋の中にある物の形を良く見てみましょう。よく言われることですが鋭い物、鋭角な物は避けます。これらの形状には気の流れを速める効果があり、落ち着かない雰囲気を作り出してしまうからです。例えば世界の首脳などが集まる、国際会議の場などでは、丸い机が選ばれています。四角い机がいくつも並ぶこはありません。丸い机の方が話が纏まりやすく、場の空気を和らげるという理由があるそうです。もちろん自分の家でリラックスしたいものです。

風水は特別なことではありません。古来の人の考えや経験から生まれた知恵の結晶でもあるのです。色や掃除の仕方、小物使い、言ってみれば何かしらそうする必然的な理由があるようにも思えますね。何よりも、あなた自身が快適にくつろげる空間作りに風水を取り入れてみるのもいいでしょう。あなたらしいインテリア コーディネート方法を導き出してみてください。

壁や床といった大きな面積を占めるものは、インテリア コーディネートのいわば要です。絨毯やカーテンといった後から覆うもの、フローリングや畳といったもともとの素材も重要なポイントです。

新築で建てるか、新たにリフォームするのであれば、これを機会にこだわってみてもいいでしょう。フローリング一つとっても、手軽で掃除のしやすいフローリング材にするのか、こだわりの無垢の木の床にするのか様々です。畳といっても伝統的な和畳から洋風にも合う琉球畳まであるくらいですから。繊維で編んだカーペットからクッションフロア、色目も柄も多様にあります。あなたのイメージ合わせて選んでみてください。

壁紙も豊富にあります。主流は白やアイボリーといった無難な色が多いようですが、子供部屋や寝室には細かな花柄や幾何学模様といったものも取り入れられているようです。またポイント的に大胆な花柄や葉っぱを描いたり、ロマンチックボーダーを入れたりもできます。素材にこだわる人も多いようです。シックハウスを懸念してか、天然素材・無公害素材を取り入れる人も近年増えているようです。コンクリートがむき出しの壁や床はあえてそのままにし、ハード感をだすのも個性ですね。

とは言うものの、新築やリフォームでない模様替えを考えている人も、方法はたくさんあります。床や壁紙が変えられなくても絨毯やカーテンといった大物のファブリックも、同様にあなたの部屋の印象を大きく変えます。毛足の長い絨毯は高級感を出し、反対に毛並みの短い絨毯は快活でカジュアルな部屋を印象付けます。小さな子供のいる部屋は絨毯の変わりにコルクマットをひけば、階下への防音対策にもなります。このように好みと実用性を折り合わせながら、イメージを現実化していってください。

カーテンも趣味や好みだけでなく、防音・防寒・抗菌・UVカットなど機能的なものがよく売れているようです。ライフスタイルに合わせて、快適さを選ぶのもインテリア コーディネートでは重要なことです。

あなたは部屋の大きさに十分満足していますか。もちろん間取りには限りがあります。それでもできる限り狭い部屋を広く見せるにはどうすればいいのでしょうか。ここでも色の効果が期待できるのです。

色には遠くに見える色と、近くに見える色があります。色彩学では、前者を「後退色」、後者を「進出色」といいます。同じ広さの部屋でも、後退色を用いた方が進出色を用いるよりもより広く見せることができるのです。広く見せるためには、青などの寒色系や、淡い色またはくすんだ色などの後退色を用いると良いでしょう。白に近い明るい色を用いるのも、開放感があるため広く見えます。逆に赤や橙、黄色などの暖色系の鮮やかな色は近くに見えるため、狭く感じさせます。また、黒に近い暗い色を用いるのも、圧迫感を感じさせ狭く見えます。

またインテリア コーディネートでは、色を「何処に」「どの様に」使っていくのかが重要になってきます。一般的に、色数はあまり増やさず、3色(多くても5色)程度におさえた方がすっきりとまとめることができます。

床や壁、天井などに用いる色は「ベーシックカラー(基調色)」とも言われ、全体の70%を占め、全体のイメージを左右します。そのため、あまり個性の強くない色を用いるのが好ましく、同系色でまとめたりして落ち着きのある配色をします。また、色の性質がもつ明るい色は軽く感じ、暗い色は重く感じるという色彩効果を利用して、床→壁→天井の順に明度を高くしていくと安定します。(実験では天井を白にした場合と黒にした場合では、約10cmの高さの違いを感じると言われています。)しかし基調色にあまり鮮やかな色を用いると刺激が強く疲れやすく、一般的に住宅には好ましくありません。

「サブカラー(副調色)」は全体の25%を占める色で、ソファやキャビネットなど家具類また、カーテンやベッドカバーなどのファブリックに取り入れられる色です。統一感のある基調色に変化を与え、リズムをつける役割があります。ここで部屋のコンセプトに合わせて色を選んだりします。

最後に部屋全体を引き締める役割をするのが「アクセントカラー(強調色)」で、全体の5%ほどを占めます。クッションやスタンド、また絵やインテリア小物などがこれにあたり、基調色、副調色と対照的な色を用いたりして、個性的な印象を与えたりすることができます。アクセントカラーは変えることで手軽に部屋のイメージチェンジをすることができるので、はっきりとした鮮やかな色を用いるのが良いでしょう。

カーテンや壁紙を選ぶ時には、小さな色見本で色を選ぶことがありますが、これには注意が必要です。色はそれを使用する面積の大きさによって見え方がかなり変わってくるものです。同じ明るい黄色を使用するとしても面積が大きくなればより明るく感じ、やや鮮やかに感じます。もし、例えばカーテンの色に薄い黄色を選んだとすると、おそらく窓一杯に引いたカーテンの黄色は見本以上にとても鮮やかに感じることでしょう。

このように、色の占める面積の大きさによって明るさや鮮やかさの見え方が変化することを「色の面積効果」といいます。面積が大きくなるにつけ、明るい色はより明るく鮮やかに見え、暗い色はより暗く鈍く感じることも覚えておくとよいでしょう。色の配色はインテリア コーディネートにメリハリをつけてくれます。

理想の部屋を作るのに大切なことは、デザインやカラーといった「好み」と、ライフスタイルを考えた「快適さ」との融合です。「こんな部屋にしたい」とイメージだけでデザインやカラーを選んでしまうと、センスはよくても落ち着かない、使い勝手がよくないなどと不都合も起きてしまいます。

何を優先するかが重要なポイントですが、インテリア コーディネートの基本というものを、知っておくだけで快適でお気に入りの空間ができたりします。これは個人の部屋だけにかぎらず、オフィスや事務所のデザインについても同じことが言えます。床や壁、天井などの内装材は部屋の雰囲気を決めるのに大きな割合を占めます。カーテンやカーペットの色や柄、素材などでも、イメージががらりと変わります。もちろん、照明の色味や配置、家具のデザインや素材、大きさのバランスなど・・・選ぶものによって全く違った部屋にもなります。

「快適さ」とは使い勝手と住み心地のよさからなります。場所の広さや奥行き、物の長さや幅、大きさ、高さなどの寸法は物理的な面からいっても大切なポイントでしょう。それに伴った位置や動線、必要な広がり(空間)も考えなければなりません。また、部屋の明るさ(照度)も雰囲気を左右します。加えて安全でメンテナンスが楽なことも、後々の快適さにかかわってきます。住み心地は家具や設備類といった個々の物的なものと空間全体からなるものですから、部屋や家全体を大きな目で見るとともに、その空間を構成する家具や雑貨などといった個々のものにも気をかけましょう。

インテリア コーディネートの基本は、もちろん知識や技術の習得からなるものでもありますが、まずは自分自身の心地よいと感じる感覚を知ることが大切です。